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外壁タイル補修くらべ 見積もりのどこを見るかが分かります

頼む前に決めること

単価表のない市場で相場を知る方法は、同じ条件で2〜3社に見積もりを取ることだけです。条件をそろえる鍵は数量の根拠(全面打診か部分打診か)と工法の指定。会社の確からしさは建設業許可の番号・保証の書面・協会の会員・施工実績の写真という、外から確かめられる事実で見ます。戸建てでもマンションでも、確かめる項目は同じです。

どこにも書かれていない項目がある

補修工法の㎡単価を公式サイトに出している会社は、掲載8社に1社もありません。 工期の目安も、足場費用が見積もりに含まれるかも、支払い条件も、公開している会社はほとんどない。

単価が無いのには事情もあります。数量が足場を組んだ全面打診まで確定しないからです。なので確かめるのは金額の高い安いではなく、次の6つになります。

  • 単価。注入1箇所あたり、ピンニング1㎡あたりでいくらか。「一式」で出てきたら分けてもらう
  • 数量の根拠。部分打診か全面打診か。何㎡と出たのか、何で測ったのか
  • 足場。見積もりに入っているか、別か。12条点検と同じ足場を使えるか
  • 工期。足場の設置から撤去まで何日か。洗濯物やバルコニーの使用がいつ止まるか
  • 支払い。着手金はあるか。出来高払いか、完了後の一括か
  • 保証。何年か。対象は剥落だけか、浮きの再発も入るか

数量が概算の何倍を超えたら再協議か、という線も契約書に入れてください。これが無いと、足場を組んだあとに数量が増えても、交渉の根拠がありません。

見積もりで確かめること

  • 提案された工法と、なぜその工法なのか。浮きが層のどこで起きているかで答えが変わります(工法の使い分け
  • その㎡数を何で測ったのか。全面打診か、部分打診か。赤外線やドローンを使ったのか(調査の方法
  • 実数精算かどうか。増えたぶんの単価と、上限の線が書いてあるか
  • 建設業許可の番号。公式サイトか見積書のどちらかに出ているか
  • 保証の年数と範囲を書面でもらえるか。剥落だけか、浮きの再発も入るか
  • 足場が見積もりに入っているか。塗装や防水の予定があるなら、同じ足場でまとめられないか
  • マンションなら、定期報告の時期と工事の時期が噛み合っているか(12条点検

起こりやすい行き違い

  • 事前調査の浮き率だけで予算を固め、足場を組んだあとの全面打診で数量が数倍になって追加徴収になる(知恵袋に3%が12%になった実例)
  • 浮き=全面張替えだと思い込み、樹脂注入やピンニングで済む状態に張替えの見積もりをそのまま受ける
  • 相場記事の㎡単価と、足場も調査も入った見積もりの総額を並べて「高い」と判断する
  • 築10年を超えたビル・マンションで全面打診等の義務(12条点検)を知らないまま、点検と補修を別々に発注して足場を2回組む
  • 新築時の保証を確かめずに自費で直す。外壁の剥がれの保証が2年しかなかった実例が知恵袋にある。自費で動く前に、売主へ原因の調査を求める

外から確かめられる事実

  • 建設業許可。掲載8社のうち7社が、公式サイトに許可番号を書いています(比較表)。番号は行政庁の検索システムで裏が取れます
  • 保証。剥落保証か施工箇所だけか、年数、書面が出るか。「最長10年」なら、その条件も読む
  • 外壁剥落防止協会の会員。会員一覧が公開されていて、掲載社ではニーズワンが載っています
  • 調査方法。打診だけか、赤外線やドローンを併用するか。数量の確かさに直結します

「タイル工事もやります」と「タイル補修が本業」は違う

塗装や大規模修繕の一部としてタイル補修を扱う会社と、注入・ピンニングの工法名まで書く専門の会社では、サイトの記載の濃さが違います。比較表の「記載のある工法」列は、その濃さをそのまま写したものです。記載がない会社に頼むな、とは言えません。ただ工法の理由を質問して、返ってくる答えを聞くことが、目利きの代わりになります。

掲載している8社

2026年8月23日に確認。並びは社名の50音順です。

社名に添えたのは、公式サイトに対応エリアの記載がある社はその記載、無い社は拠点からの推定です。推定の社には、来てもらえるかを最初に聞いてください。工法・調査方法・保証は8社の比較表で項目ごとに見られます。

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