保険を使うか、使わないか
飛び石は1等級ダウン事故です。車両保険を使うと翌年度の等級が1つ下がり、事故有係数適用期間が1年加わって 翌年からの保険料が上がります。損保ジャパンの解説によれば、修理費が1〜2万円程度なら使わないほうが有利なことが多いとのこと。 交換で10万円を超えるなら使うほうが有利なケースが多いと書かれています(2026年8月23日確認)。
分かれ目を図で見る
翌年いくら上がるのか(実数)
「等級が下がる」だけでは決められません。損保ジャパンが出している試算例を置きます。割引率だけを見た計算なので、実際の額は契約で変わります。
等級と免責金額から損得を計算する手順は、車両保険を使うと損か得か、計算の手順にまとめています。
| 等級 | 割引率 | 保険料 | |
|---|---|---|---|
| 使わなかった場合 | 20等級 | 63%割引(無事故) | 37,000円 |
| 使った翌年 | 19等級 | 50%割引(事故有) | 50,000円 |
差は年13,000円。事故有の割引率が使われるのは1年です。ただし等級の進みが2つ遅れるので、影響は翌年で終わりません。 「修理費-免責金額」が13,000円を大きく超えるなら、使うほうが得という見当になります。リペアの1〜2万円は微妙な線です。交換で10万円を超えたあたりから、はっきり使うほうへ傾きます。
この数字は20等級から1つ下がる場合の例です。等級が低い人ほど下げ幅の影響は小さくなり、逆に高い等級から落ちるほど損が大きくなります。自分の契約での額は、保険会社のマイページか代理店で試算できます。出典: 損保ジャパン「自動車保険を使うと等級はどうなる?」(2026年8月23日に確認)
エコノミー型でも飛び石は対象
「車対車+限定危険(エコノミー型)だから自腹しかない」と思い込んで、請求しない人がいます。損保ジャパンは「飛び石はいずれのご契約タイプでも補償の対象です」と書いています。飛び石は「物の飛来・落下」による事故として扱われ、飛ばした車が分からなくても請求できます。最初の一手は証券の自己負担額(免責金額)を見ること。
出典: 損保ジャパン「飛び石でフロントガラスが割れたら」(2026年8月23日に確認)
先に確かめる3つ
- 免責金額。自己負担額のほうが修理費より大きければ、保険は使えません。免責5万円の契約でリペア1.6万円なら対象外です
- 翌年からいくら上がるか。等級と事故有係数を入れた試算は、保険会社のマイページか代理店で出せます。上がり幅が保険金より大きければ使う意味がありません
- 見積もりの実額。リペアで済めば1〜2万円程度、交換なら実測で48,400〜195,000円です(費用)。10万円の線を越えるかどうかが判断の中心になります
警察への届出は要らない
飛び石は他人の物を壊した事故ではないので、警察への連絡は不要で、事故証明も作られません。知恵袋でも「物件事故報告書は作成されません」と共済の実務が答えられています(知恵袋の実相談)。保険を使うなら、保険会社の事故受付に電話すれば手続きが始まります。
出典
- 損保ジャパンのSOMPO CAR MAGAZINE「飛び石でフロントガラスが傷ついた時の費用は?」(2026年8月23日に確認)
- 等級制度と事故有係数の細かいところは、保険会社と契約で違います。ここにあるのは判断の枠だけなので、最後は自分の契約条件で決めてください
実額を公開している3社
2026年8月23日確認。
並びは確認できた最低価格の安い順。ここに出ているのはその社でいちばん安いプランの額で、あなたの車の値段ではありません。ジャパンオートガラスの48,400円も カローラ120系(2000〜2006年式)の輸入社外品という条件つきで、車種ごとに別の料金表があります。 12社の比較表も見られます。