フロントガラス交換くらべ リペアで済むか、交換ならいくらかが分かります

そのヒビ、リペアで済むか

目安は3つです。ヒビが100円硬貨より小さいガラスの下から30cmより上にあるフチから10cm以上離れている。3つとも満たせばリペア(樹脂の注入。実例で1万6,000円)を検討できます(基準はグラスピット公式サイト、2026年8月23日確認)。ヒビは放置すると振動と温度差で伸びるため、判定は早いほど選択肢が残ります。

図で判定する

リペアで済むか、交換かフロントガラスを正面から見た図。ヒビが100円硬貨より小さく、ガラスの下から30cm・フチから10cmの内側にあればリペアを検討できる。それより大きいヒビ、下寄り・フチ寄りのヒビ、表面がえぐれたヒビは交換を検討する。基準はグラスピット公式サイトで2026年8月23日に確認したもの。 この範囲の小さい傷は リペアを検討 下寄りは交換を検討 30cm フチから10cm 100円 100円硬貨より大きいヒビは リペアではなく交換を検討
大きさ100円硬貨が上限の目安それより大きいヒビは交換を検討
位置(下)下から30cm以内は不可ワイパーの熱と振動が集まる場所
位置(フチ)フチから10cm以内は不可フチの傷は一気に伸びやすい
状態えぐれ・欠けは不可表面がえぐれた傷は樹脂で埋まらない

4条件はグラスピット(掲載社)の公式基準。可否の線は店で多少違うため、境界に近い傷は写真を送って複数の店に判定してもらう。

基準はグラスピット公式サイト(2026年8月23日に確認)。硬貨とヒビの絵は実寸ではない。ヒビは走行の振動と温度差で伸びるため、判定は早いほうが選択肢が残る

なぜ「削って直す」ができないのか

フロントガラスは3層でできているフロントガラスの断面図。外側のガラスと内側のガラスが樹脂の中間膜を挟んで貼り合わされている。飛び石のヒビは外側のガラスに入り、中間膜で止まる。リペアはこの外側の傷に樹脂を注入する補修で、中間膜まで達した傷や大きい傷は交換になる。 外側のガラス 中間膜(樹脂) 内側のガラス 飛び石 ヒビは外側の1枚に入り、中間膜で止まる だから、直し方は2つしかない ・外側の傷に樹脂を注入する(リペア。1〜2万円程度) ・ガラスごと外して入れ替える(交換。5万円台〜19万円台)
保安基準(第29条)が求める「容易に貫通されない」構造がこの中間膜。表面を削って消せる素材ではないため、リペアか交換の二択になる
フロントガラスの小さな衝撃点から細いヒビが伸びている接写
写真は生成したイメージで、実寸ではありません。判定は上の図の基準で行ってください

直すまでの応急処置

  • 傷の上に透明テープを貼る。水と汚れが入るとリペアの仕上がりが落ちる。ワイパーの拭き取り範囲なら運転者の視野を妨げない位置か確かめる
  • 急な温度変化を避ける。デフロスターの全開・熱湯・洗車機はヒビを伸ばす
  • 段差と高速走行を控えめに。振動でも伸びる
  • 市販のリペアキットで自分で埋める方法もあるが、失敗するとリペア不能になり交換になる。1〜2万円の差で取り返しがつかなくなるため勧めない

放置するとどうなるか

ヒビ自体はすぐに走行不能を起こしませんが、2つの期限が迫ります。ひとつは伸びてリペア不能になること。もうひとつは車検で、保安基準は「運転者の視野を確保できること」を求めており、視野にかかるヒビは通りません(車検とヒビ)。リペアの相場は1〜2万円、交換になれば5万円台からです(費用)。

実額を公開している3社

2026年8月23日確認。

確認できた最低価格の安い順。12社の比較表も見られます。

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