頼む前に決めること
先に決めるのは会社ではなく、看板の種類と付ける位置です(立面図)。それから製作から施工まで自社でやる会社へ直接、同じ条件で2〜3社に見積もりを頼んでください。会社の確からしさは大阪府の登録名簿という公開資料で引けます。開店前で急いでいるときほど、間に仲介を挟まないこと。
看板が店に付くまで
実際にあった相談
金額は約40万円(工事25万、取付施工費15万)です開業する店舗の内照式看板(約200cm×100cm・地上約3m)の見積もりに驚いた相談。回答は「かなりお安い」で、札幌の看板落下事故に触れて施工者の信頼性を重視すべきというもの
出典 Yahoo!知恵袋
アルミ看板は高いので30万と言われました「激安」を掲げる紹介サイトに頼んだら高額見積もりが来た相談。回答は「客と加盟店をマッチングさせるためだけのサイト」と仲介の構造を指摘し、同サイズなら通常2万円程度と対比した
出典 Yahoo!知恵袋
どこにも書かれていない項目がある
保証の年数を書いているのは掲載8社のうち1社だけ。LEDの保証年数は、8社とも記載がありません。 納期を日数で出しているのも3社。ここは公式サイトを読んでも埋まりません。
看板は付けて終わりではなく、点検と更新が続きます。見積もりを頼むときに、金額といっしょに次を聞いてください。
- 納期。契約から設置まで何日か。開店の日が決まっているなら先に伝える
- 保証。製作物は何年か。電飾とLEDは何年か。球切れは保証に入るか
- 許可の申請。代わりに出してもらえるか。代行料はいくらか。役所の手数料は実費か
- 点検。付けたあとの点検も頼めるか。1回いくらか
- 支払い。前金はあるか、何%か。完了してからの請求か
借りている店舗なら、その前に大家さんか管理会社の承諾が要ります。大阪市の許可申請書にも「土地建物の所有者等の承諾」の欄があり、賃貸借契約書の写しで代えられることもありますが、契約書に広告物の設置が具体的に書かれていなければ有効になりません。
見積もりで確かめること
- 製作だけか、取り付けまで込みか。見積もりの差がいちばん大きく出るところ
- 屋外広告業の登録。大阪府の名簿で番号を引けるか(市の登録はWebで公開されていないので電話で聞く)(条例と登録)
- 許可の申請を誰が出すか。代わりに出してもらえるか、役所の手数料は別に払うのか
- 電気工事。電飾やLEDなら、電源の引き込みが見積もりに入っているか
- 付けたあとの点検。袖看板や高い場所の看板は点検義務の対象です(点検義務)
- デザイン料。込みか別か。修正は何回まで無料か
- 納期。製作だけなら数日から。許可の申請が入ると1か月単位で延びます
起こりやすい行き違い
- 看板を最後に回す。内装の予算を固めたあとで見積もりを開き、内照式1枚に工事込み40万円と言われた相談が知恵袋にあります
- 通販の「激安」価格と、現地調査から取り付け・電気工事まで込みの見積もりを並べて「高い」と決める
- 袖看板を許可なしで出す。大阪府条例は許可区域と禁止物件を定めていて、撤去や是正の指導を受けることがあります
- 紹介サイトを通して頼み、仲介の上乗せに気づかない。アルミ看板30万円の見積もりに「同サイズなら通常2万円程度」と指摘が付いた相談があります
- 付けた日で終わりにする。落下事故のあと点検の義務が条例に入り、古い看板の責任は所有者に残ります