外壁タイル補修くらべ 自分の建物にどの工法が要るかが分かります

頼む前に決めること

単価表がない市場では、同じ条件で2〜3社に見積もりを取ることが唯一の相場調査になります。条件を揃える鍵は数量の根拠(全面打診か部分打診か)と工法の指定。会社の確からしさは建設業許可の番号・保証の書面・協会会員・施工実績の写真という外から確かめられる事実で見ます。

見積もりで確かめること

  • どの工法を提案されているかと、その理由(浮きの位置と深さ。工法の使い分け
  • 数量の根拠。全面打診か部分打診か、赤外線・ドローンか(調査方法と12条点検
  • 実数精算かどうか。数量が増えたときの単価と上限の取り決め
  • 建設業許可の番号が公式サイトか見積書に書かれているか
  • 保証の年数と範囲を書面でもらえるか(剥落保証か、施工箇所のみか)
  • 足場が見積もりに含まれているか。別の工事(塗装・防水)と足場を共用できないか
  • マンションの場合、12条点検の報告時期と工事時期の関係

起こりやすい行き違い

  • 事前調査の浮き率だけで予算を確定し、足場を組んだ後の全面打診で数量が数倍になって追加徴収になる(知恵袋に浮き3%→12%の実例)
  • 「浮き=全面張替え」と思い込み、樹脂注入やピンニングで済む状態に張替えの見積もりを受け入れる
  • 相場記事の㎡単価と、足場・調査込みの見積もり総額を直接比べて「高い」と判断する
  • 築10年を超えたビル・マンションで全面打診等の義務(12条点検)を知らず、点検と補修を別々に発注して足場を2回組む
  • 新築の保証期間を確かめないまま自費で補修する(外壁の剥がれの保証が2年という実例が知恵袋にある。まず売主・施工会社への請求を検討する)

外から確かめられる事実

  • 建設業許可。掲載10社中9社が公式サイトに許可番号を記載している(比較表)。番号は行政庁の検索システムで裏が取れる
  • 保証。剥落保証か施工箇所のみか、年数、書面が出るか。「最長10年」の条件も読む
  • 外壁剥落防止協会の会員。会員一覧が公開されており、掲載社ではニーズワンを確認できた
  • 調査方法。打診だけか、赤外線・ドローンを併用するか。数量の確度に直結する

「タイル工事もやります」と「タイル補修が本業」は違う

塗装や大規模修繕の一部としてタイル補修を扱う会社と、注入・ピンニングの工法名まで書く専門会社では、サイトの記載の濃さが違います。比較表の「対応工法」列は、その記載の有無をそのまま写したものです。記載がない会社に頼むなとは言えませんが、工法の理由を質問して答えを聞くことが目利きの代わりになります。

10社の比較表へ