頼む前に決めること
先に決めるのは会社ではありません。小間の規模と工法(木工かシステムか)です。そこまで決まったら、実額を公開している会社と内訳の記載がある会社から2〜3社に絞り、同じ条件で見積もりを取ってください。デザイン重視かコスト・納期重視かで、声をかける会社の並び順は変わります。
公式サイトには書かれていない項目がある
掲載11社のうち、デザイン費と施工費の内訳を分けて記載しているのは1社、撤去・廃材処分費にいたっては1社です。対応エリアを個別に書いているのも9社どまりで、大阪単独拠点でも遠隔地の展示会に対応する会社があれば、大阪拠点でも他都市の実績を持つ会社もあります。
急いでいるときほど、電話で一度に聞いてしまうほうが早く終わります。
- 総額。装飾・設営費と出展料(主催者へ払う分)を分けたうえで、装飾・設営費がいくらか
- 工法。木工かシステムか。オリジナル設計の自由度と、費用のどちらを優先するか
- 内訳。デザイン設計費、施工費(床・躯体・表層・電気)、レンタル備品、撤去・廃材処分費が別々に分かるか
- 施工体制。自社施工か、協力会社・外注への委託か。遠隔地開催では体制が変わる会社もあります(建設業許可の見方もあわせて)
- 納期。搬入・設営から撤去までのスケジュールと、会場側の規定への対応実績
デザイン重視かコスト重視か
展示会装飾業者を紹介する他サイトの多くが「デザイン重視」「コスト重視」「納期スピード重視」という切り口でランキングを分けています。このサイトはランキングは付けませんが、切り口自体は読者の実際の悩みに近いと考え、比較表とチェック項目に反映しました。デザインの独自性を優先するなら、施工事例(実額を含む)を公式サイトで公開している会社から声をかけるのが早いと思います。コストと納期を優先するなら、内訳を分けて記載している会社のほうが、見積もり時のやり取りが早く進みます。
見積もりで確かめること
- 小間の規模。3×3m(1小間)か、6×6m以上かで単価そのものが変わります
- 見積書に書かれた工法(システムブースか木工ブースか)
- デザイン設計費と施工費(床・躯体・電気・設営人件費)が内訳として分かれているか
- レンタル備品(什器・モニター等)が施工費に込みか、別建てか
- 撤去・廃材処分費が金額に含まれているか
- 出展料(主催者へ支払う分)と装飾・設営費(施工会社へ支払う分)が別建てであること
- 自社施工か、協力会社・外注への委託か。遠隔地開催では体制が変わる会社があります
起こりやすい行き違い
- 装飾費用だけで予算を組み、出展料(主催者へ支払う分。1小間35万〜55万円が目安)を見落とす
- 見積もりの工法を確かめずに金額だけ比べる。システムブースと木工ブースでは同じ1小間でも数十万円の差が出ます
- レンタル備品費が施工費に込みか別建てかを確認しないまま契約し、想定より総額が上がる
- 自社施工を謳う会社でも、遠隔地開催では協力会社・外注に委託する体制になっている場合がある。確認せずに発注する
「自社施工」の表記は案件ごとに確認する
自社施工を謳う会社でも、遠隔地開催や大型案件では協力会社・外注に委託する体制になっている場合があります。公式サイトの記載だけで判断せず、見積もりの場で「この案件は自社で施工しますか」と確認してください(建設業許可・屋外広告業登録の見方)。